公的な葬儀や火葬に対する補助とは

公共の施設である火葬場

火葬率が99パーセントを超える火葬大国日本。その高い火葬率を支える背景としては公営火葬場の設置率の高さがあります。実際海外でも近年火葬率が高くなっている国というのは、国が主導で火葬場の建設が進んでいる国がほとんどです。現在多くの自治体にはその自治体が運営する火葬場があり、現在実質稼働している火葬場のうち95パーセントが公営ということを考えると、国や自治体が、火葬場というものを病院や学校、警察署や消防署のように公共の福祉施設のひとつであると考えているのは明らかでしょう。

公営斎場という火葬場に併設された施設

そうした火葬場には多くの場合斎場が併設されています。公共の施設として斎場が存在しているのは、国が単に遺体を処理することだけが葬儀ではなく、その前後の儀式も含めて葬儀や埋葬であると考えているからでしょう。多くの自治体にはその自治体が運営する斎場があり、比較的安価で葬儀および火葬を行うことができるようになっているのです。また、収入などの面で葬儀を行うことが困難な対象者には補助金などが給付される仕組みがある自治体も多くあります。

埼玉県東部地域の葬儀に対する公的システム

埼玉県東部地域の場合、春日部市、越谷市、吉川市、松伏町、三郷市は自治体が運営する公営斎場を持っています。なお、春日部市と三郷市は独自で運営している斎場ですが、越谷市と吉川市、松伏町については合同で越谷市斎場を運営しています。草加市と八潮市については公営斎場がないため、葬儀や火葬を行う際には自治体から補助金が下りるシステムになっています。

家族葬を考える場合に

費用面などを考えると、公営斎場で葬儀を行うのが良いでしょう。公営斎場は多くの場合火葬場を併設しています。火葬場を併設しているとなると都市部に建設することはできません。越谷市斎場も同様で、河川と公園に囲まれた自然あふれる場所に建設されています。公共交通機関を使ってのアクセスは難しいですが、300台以上駐車可能な駐車場があるため家族単位で利用する際には、自動車一台での移動が可能なため非常に利便性が高いでしょう。また、その場で葬儀と火葬を行うことができるため、霊柩車の費用などが必要ない点も公営斎場を利用するメリットでしょう。
宿泊可能な施設も併設されているため、家族葬などを行うことを考えると非常に利用しやすい作りになっている点も越谷市斎場の魅力のひとつです。