遺体の搬送とその安置

葬儀を行うための専門施設、斎場

公営斎場は自治体が運営する斎場です。近年高まりつつある葬儀への要望を公的機関で補うために作られた施設です。以前は公的施設での葬儀は地域コミュニティーセンターなどの公民館で行われてきました。葬儀はそうした施設で、火葬は別の場所にある葬儀場で行われてきたのです。しかし、現在では公営斎場は火葬場と葬儀式場が併設されており、葬儀から火葬まで同じ敷地内で行うことができるものも多くあります。

火葬が終了するまで遺体をどうするのかという問題点

最近の葬儀を行ううえでの問題点のひとつとして場所の問題があります。以前の葬儀を行う際には、病院で亡くなったあと、遺体を自宅に搬送し通夜の日まで安置していました。通夜に関してはそのまま自宅で行うか葬儀を行う公民館や寺院に搬送していました。そして、そこでお通夜と葬儀、告別式を終えたのち出棺して火葬場へ遺体を搬送し荼毘に付していました。多い場合には実に三回の搬送を行っています。現在では自宅への搬送を行わず直接葬儀を行う場所に搬送することも多くあります。

集合住宅が葬儀にもたらす問題は

現在では都市部を中心に集合住宅が多くなっています。そのため遺体を自宅に搬送することが難しくなっているのです。最近ではお通夜まで遺体を預かってくれるサービスなどもあります。亡くなってから火葬まで遺体をどのように動かすのかというのはひとつの大きな問題でもあるのです。現在の式場付きの公営斎場の場合霊安室が併設されていることもあります。もちろんその霊安室の収容状況にも左右されますが、病院から遺体を搬送してそのまま、その場で火葬までできるというのは遺族の方の負担を大きく軽減できるというメリットもあるのです。

さまざまな設備のある越谷市斎場

越谷市斎場は越谷市、吉川市、松伏町に対応した広域斎場です。葬儀式場付きの火葬場となっており、火葬場はどなたでも利用できるようになっています。二市一町の住民であれば、住民割引を受けることができます。一方で式場の利用は住民でなければできません。式場の利用料金は15万円です。通常の公営斎場の式場と比較すると少し利用料金が高いかもしれません。しかし、越谷市斎場を利用する利点はたくさんあります。
ひとつは先にも挙げた移動の面でのメリットです。通常の民営斎場や公民館などを利用した場合には、霊安室があって2回、ない場所の場合は3回の移動が必要になります。しかし、越谷市斎場を利用すると移動は1回で済みます。そのため、遺体搬送の料金や遺族の方の移動の料金が必要ないのです。また、さまざまな設備が無料もしくは安価で利用することができます。公営斎場の式場を利用するというのもひとつの葬儀を行ううえでの選択肢なのです。