越谷市東部にある越谷市斎場

交通の利便性と人口の分布

越谷市の人口の分布意を見てみるとその多くは東武鉄道伊勢崎線の線路沿いに集中しています。これは東武鉄道伊勢崎線が、都内までアクセスすることのできる越谷市内の主要な交通機関であり、そのアクセスによって越谷市の人口が増加していることを示しています。また総人口においても、老齢人口においてもこの傾向は一致します。交通の利便性というのは人口密度に直結するのです。

越谷市内で人口が増加している地域は

人口が増加している割合の大きい地区としては、市役所などの主要官庁が集まっている越谷駅の周辺や、JR武蔵野線の南越谷駅と東武鉄道伊勢崎線の新越谷駅の二駅がある地域周辺、そして越谷レイクタウン駅の周辺の地域で人口が増加しています。
これらの地域は主要な公的施設や大規模な商業施設が集まっているということや、交通の便が良いという観点から居住者が増えていると推測されます。

人口密度と公的施設の関係

一方で、電車の路線の周辺ではあるものの川口に近い地域側はあまり人口が増加していません。市内の大規模な開発は南東部を中心に行われており、そちらに人口が集中しているからでしょう。また市内東部は大規模な施設が多くあります。東埼玉道路の終着点である増渕地区には市民球場や総合公園、総合体育館などがあります。またゴミ処理施設や食肉加工センターなども市内東部にある松伏地区にあります。
海に面した自治体の場合、こうした大規模な場所が必要な施設や周辺に民家が少ない方が良い施設というのは、臨海地域に建設されていることがほとんどです。

市外地にある公営斎場とは

この松伏地区にある公的な施設として越谷市斎場があります。越谷市斎場は越谷市と松伏町の境にある大落古利根川沿いにある広域公営斎場です。東埼玉道路からも近く自動車でもアクセスの良い場所になっています。
広域公営斎場であるため大規模な斎場であり、火葬施設だけでなく葬儀を行うことができる施設も併設されています。式場は4室あり、全室80人規模の式場であるため公営斎場としては比較的大きな葬儀式場となっています。また葬儀の規模が大きな場合には二室の敷居を取り外して160人規模の式場として利用することも可能です。
越谷市斎場の火葬施設は関連地域である越谷市、松伏町、吉川市の住民でなくても利用することができます。しかし、その場合には市民割引が適用されていない料金での利用となります。葬儀式場に関しては関連地域の住民でない場合には利用することができません。