自治体の運営する葬儀式場 公営斎場とは

現在ではほとんどの葬儀が民営斎場で葬儀を行っている

最近では非常に多くの人が葬儀を行うときに葬儀専用の葬儀式場を利用しています。葬儀式場には公営のものと民営のものがあります。
全国には7000以上の葬儀式場があると言われています。そのうちのほとんどが民営のものであり、葬儀業者が所有している葬儀式場か、葬儀式場の貸し出しだけを行っている業者の所有する葬儀式場です。

自治体など公的機関が運営する公営斎場

公営の葬儀式場は一般的に火葬施設に併設されています。葬儀に参加したり執り行ったりしたことがある人なら知っていると思いますが、葬儀を行う場所と火葬を行う場所は、別の場所であることがほとんどです。
地域によって差はありますが、多くの自治体では火葬施設は公営であることがほとんどです。そのため、葬儀を行うのは民営の葬儀式場で、火葬を行うのは公営の火葬施設で、という地域が非常に多いのです。私たちが普段駅前などで目にすることがある葬儀式場というのはほぼ民営のものだと言っても過言ではないでしょう。一方で公営の火葬施設は臨海地域や郊外にあることがほとんどであるため、普段目にすることは少ないでしょう。

一見不便に見える公営斎場 利用するメリットは

公営の火葬施設に葬儀式場が併設されているケースもあります。特に規模の大きい火葬施設の場合、併設して葬儀式場があることが多いのです。
そうした火葬施設に併設された公営の斎場を利用するメリットは大きく分けてふたつあります。ひとつはお通夜や葬儀を行ったあとそのまま火葬まで執り行うことができるということです。通常は告別式が終了したあとに、出棺の儀を行い火葬施設に移動することになります。しかし葬儀式場併設の火葬場の場合には同じ敷地の中で火葬まで執り行うことができるのです。
もうひとつのメリットは料金の面です。以前よりは透明性が高くなったとはいえ、民営の葬儀式場の利用料金というのは他の施設の利用料金のように、一律の金額や時間に対する金額などが明示されていることがほとんどありません。それに対して公営斎場は公営の施設であるためはっきりとその利用料金が明示されています。

埼玉県南東部地域の公営斎場 越谷市斎場

埼玉県の越谷市斎場の場合、関連地域は越谷市以外に吉川市や松伏町があります。名称としては所在地である越谷市と付けられていますが、利用できるのは越谷市民だけでなく、吉川市、松伏町の住民も対象となっているのです。
火葬施設以外に葬儀施設として4室の葬儀式場があります。定員80人の葬儀式場となっており、家族葬を執り行うのに最適な規模となっています。また一般葬であっても平均的な規模の葬儀であれば対応が可能な広さです。
葬儀を行う際に取り立ててこの式場で葬儀を行いたいとお考えでなければ、まず火葬施設に併設された公営斎場の利用を検討してみてはいかがでしょうか。