越谷市の今後の人口の変化と必要とされるサービスの変化

古くから交通の要所である越谷市

埼玉県の東南部地域にある自治体です。面積は60.24平方キロメートルで、同じ埼玉県の市ではお隣の春日部市、東松山市、川越市、羽生市などと同じくらいの大きさです。東京23区内の自治体と比較すると最も面積の大きな自治体である大田区や世田谷区と同じくらいの面積です。
古くから川の多く流れる地域であり、現在の自治体の境界線である東端は大落古利根川、南西端は綾瀬川、自治体の中には中川、元荒川、新方川、葛西用水など多くの河川が縦横に流れています。
市内の全域が低地となっています。多くの河川による浸水被害に対する自治体の対策として1990年代に大吉調整池を2010年代に大相模調整池が作られました。特に大相模調整池は通常時は地域住民の憩いの場として利用されています。周辺には日本でも最大級のショッピングモールが作られJR武蔵野線の駅が作られるなど、水とともに住環境が作られています。

夜の人口が多く、今後高齢化が顕著に進む

ベッドタウン化が進んでいるため夜の人口が夜間の人口と昼間の人口を比較してみると夜間の人口の方が人数が多く、昼の人口は夜間の人口の86.6パーセントしかありません。これはベッドタウンである地域によくみられる傾向です。
今から10年前の2010年の人口ピラミッドを見てみると、その最も割合の多い階級は35~39歳、二番目に多いのが60~64歳、三番目に多いのが40歳~44歳となっています。この傾向は全国的な人口分布に非常に近いものですが、今から20年後の2040年委は65歳~69歳の年齢の人口分布が全国の統計の人口割合よりも大きく上回ることになります。
わかりやすく言うのであれば、今後急速に高齢化が進んでいき、その傾向は他の自治体よりも顕著であるということです。

高齢化が進むにつれて必要になるサービスが変化して行く

高齢化が進むということは必要となるサービスが大きく変化して行くということです。現在では必要とされているサービスはファミリー層などを中心としたものです。ベッドタウン化が進んでいる自治体で主に行われている行政サービスは、共働きの家庭に対する子育て支援などに重点が置かれているものが多いです。自治体として多くの若者を呼び込むためにそうした支援は必要なものとなるでしょう。しかし、今から20年後にはそうした人口が老齢化していくために必要になるサービスが異なるのです。

介護、生涯学習、そしておくやみに関するサービス

必要となるサービスとしては、老人介護や生涯学習などがあるでしょう。また必ず必要になるサービスとしてお悔やみに関するものがあります。葬儀に関するサービスに関しては多くの自治体で民間の企業に任せているというのが現状です。しかし、これから増加していく葬儀に対して、民間だけでなく公的な施設でも対応していく必要性があるのです。
また官公庁からも公営で賄うべきとされているサービスとして火葬に関する事業があります。現在の日本はほぼ100パーセントに近い人が亡くなると荼毘に付されています。火葬という業務は、遺体を処理するという業務内容の性質上、民間ではなく公的な機関で行われるのが好ましいとされているのです。
越谷市の場合、越谷市斎場があります。越谷市斎場は葬儀と火葬を執り行える施設です。また越谷市斎場は広域斎場であるため、所在地の越谷市の住民だけでなく、隣接する松伏町と吉川市の住民も利用することができる施設となっています。
同自治体の住民であれば葬儀を執り行うことができます。越谷市、松伏町、吉川市で葬儀をお考えの際には越谷市斎場を利用してみてはいかがでしょうか。