増えゆく人口に対する公共サービス、越谷市斎場

江戸から北に向かう道の拠点、越谷

越谷市は古くは江戸時代に宿場町として栄えました。主要街道である五街道、東海道、中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道のうち、江戸から北へ向かう日光街道と奥州街道は、日本橋から宇都宮宿までが共通となっています。
中央区の日本橋から、足立区の千住、埼玉県草加市の草加そして越谷市の越ヶ谷と、日本橋から出発して三番目の宿場町として越ヶ谷宿がありました。
東北や日光へ向かう交通の拠点として発展した越谷は、その地を往来する人に対して販売する手工芸品として、だるまやひな人形、手焼きせんべいや桐箱など多くのものが扱われました。これらは現在の越谷でも名産品として親しまれています。

現在ではショッピングモールや水の街としても有名

越谷は、現在では越谷レイクタウンとして、日本最大級のショッピングセンターがあることでも有名です。商業施設としての大きさだけでなく、周辺の自然環境を活かした人と自然に心地いい空間づくりがされていることも越谷市の特徴です。
過去から現在へと大きく様相を変化してきた越谷は、昔も今も交通の要所でもあります。
古くは街道の宿場町として、そして現在ではJR東日本の武蔵野線と東武鉄道の伊勢崎線が交差する場所でもあります。
武蔵野線は千葉県西部から埼玉県南部そして東京都の多摩地区を東西に結ぶ路線として、そして東武伊勢崎線は浅草から両毛区域を結ぶ日光街道沿線の路線です。

さいたま、千葉西部、都内へのアクセスの良さ

越谷市は埼玉県南部地域のみならず、千葉県西部、そして都内までもアクセスの良い地域となっています。そのためベッドタウンとしての発展を続けており、それにともなって人口が増加し続けています。
人口が増加するにつれて自治体は大きくなり、その自治体のサービスはより多岐に渡るようになりました。その一環として生活やくらしに対するサービスがあります。こうしたサービスというのは自治体単独で行っていることもありますが、その規模によっては周辺の自治体と共同で行っている事業もあります。可燃ごみ処理及びし尿の処理などもそのひとつです。

増えゆく人口に対して行われた公共事業

越谷市斎場は、そうした複数の自治体で執り行っている公共サービスの一環です。関連地域が越谷市のみならず、吉川市、松伏町となっており、同二市一町の葬儀事業を引き受けています。
越谷市斎場は4室の葬儀式場と14の火葬炉が設置されており、一般的な広域公営斎場として十分な規模のものであり、またその施設は葬儀から火葬まで、おくやみに関する事業を包括的に行うことができる施設となっています。