中核都市越谷市、その住民サービス

そもそも中核都市とは何か

日本の自治体は規模に応じて名称が異なります。都道府県のくくりの中に市町村があり、その市町村の分類として政令指定都市、中核都市、施行時特例市、そしてその他の市、町、村があります。大都市である政令指定都市、中核都市、施行時特例市はその他の自治体が持っていない権限を持っています。
それぞれ人口によって分類が変化します。中核都市の場合には申請を行うことによって中核都市に昇格することができます。
2020年4月時点で政令指定都市は全国に20市、中核都市は60市、施行時特例市は25市あります。
埼玉県はさいたま市が人口126万人で政令指定都市、川越市が35万人、越谷市が33万人、川口市が57万人で中核都市、熊谷市19万人、所沢市が34万人、草加市が24万人、春日部市が23万人で施行時特例市となっています。
埼玉県には政令指定都市が1市、中核都市が3市、施行時特例市が4市あります。

中核都市はどんなことができるのか

中核都市が持っている権限として事務配分を県から受けること、福祉に関する事務に関して知事の関与なく直接大臣に関与できること、地方交付税の算定上の所要の措置の特例があることなどがあります。
中核都市が担うことができる事務には、保健衛生に関する事務や福祉に関する事務、教育に関する事務や、環境に対する事務、そしてまちづくりに関する事務があります。
具体的には保健所や保育所の設置、養護老人ホームの設置認可、介護サービス事業者の指定などがあります。
そのため、そうした施策に関して独自で政策を行うことができます。

越谷市のまちづくりに関する取り組み

越谷市では市民との住み良い街を自治の街づくりを行うため、「ふれあいミーティング」を行っています。子育て支援事業計画では待機児童の解消に向けて小規模保育事業者の解説などを支援し、市独自の幼稚園事業を開始しています。
中核都市であることによって、よりきめ細やかな市民サービスの提供や地域の実情に合わせた町づくりが可能になっているのです。

越谷市の取り組んでいる広域の住民サービス

またその他の事業に関しては周辺の自治体とともに広域事業も行っています。草加市、吉川市、八潮市、三郷市、松伏町とともに可燃ごみやし尿処理に関する事業を、松伏町とともに上下水道事業を、また草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町とともに公共施設の相互利用や図書館の広域利用を行っています。
また、直接の管理ではありませんが、松伏町、吉川市とともに越谷市斎場の共同利用もおこなっています。
越谷市は中核都市として独自の行政サービスを展開しています。中には生活を行っていくなかで非常に便利なものもあります。越谷市に在住であれば、そうした自治体の展開するサービスを利用してみてはいかがでしょうか。