葬儀社を選ぶ前に

終活のときに意識してほしい斎場のこと

お葬式を行ううえで決めておかなければならないこととして、葬儀社を決めることと葬儀場を決めることがあります。終活を行う際などに葬儀社を意識して調べることは多いでしょうが、葬儀場を意識して調べることは少ないのではないでしょうか。葬儀を行う場所は時代によって変化してきています。かつては自宅や地域の集会所、また懇意の寺院で行うことなどがありました。しかし現在では多くの葬儀は斎場で行われるようになってきました。

公営斎場を利用する利点

斎場には大きく分けて二種類があります。ひとつは葬儀社が所有している民間斎場、もうひとつは自治体が運営している公営斎場です。わたしたちが普段目にする斎場の多くは民間斎場です。民間斎場は所有している葬儀社のみが使うことがほとんどです。駅から近い立地か大型の駐車場などを併設しているものが多く、また設備に関しても独特のサービスが備わったものが多いでしょう。一方公営斎場は火葬場を併設していることが多いため郊外にあることがほとんどです。また公共施設であるため、民間斎場と比較するとサービスの面で少し物足りない場合もあるでしょう。公営斎場の利点としては火葬場を併設している場合、葬儀から火葬までの移動が容易であることや、住民であれば比較的安価で利用できることがあります。

埼玉県東部地域の公営斎場

埼玉県東部地域には春日部市の運営する埼葛斎場、越谷市と吉川市、松伏町が運営する越谷市斎場、三郷市の運営する三郷市斎場があります。越谷市斎場は越谷市にある斎場ですが、越谷市、吉川市、松伏町を合わせた地域のちょうど中央にあります。交通機関を利用していただいてのアクセスは難しく、タクシーの利用が必要にはなりますが、300台以上駐車可能なの駐車場があるため自動車でお越しいただくのには非常に利便性が高くなっています。また、比較的新しい斎場であるため清掃の行き届いた施設です。また火葬場が併設されているため、お通夜から葬儀、火葬までを同じ場所で行うことができます。遺族の方については、宿泊施設もあるため、そのまま移動することなくすべてを行うことができます。

費用削減の面でも

また公営斎場の利点として、葬儀社を自由に選ぶことができることがあります。民間斎場の場合、その斎場を決めてしまった時点で同時に葬儀社も決定してしまうことになります。葬儀社が使い慣れている斎場を選ぶという意味では良いかもしれませんが、少しでも費用を削減したいなどの場合は民間斎場を利用したうえで葬儀社を選ぶというのもひとつの有効な方法かもしれません。