公営斎場はどのような規模の葬儀に対応しうるか

多様化しつつある葬儀の形式とは

近年ではお通夜や告別式という形で他人の自宅に訪問する機会はほぼなくなってきました。都市部を中心に葬儀は葬儀式場で行われることが多くなっていることもその背景としてあるでしょう。
葬儀を行う際には訃報欄などに名前を明記し広く弔問客を募る葬儀と身内だけで行い一般弔問客の参列は募らない形式の葬儀があります。

一般弔問客が訪れる一般葬

広く弔問客を募る葬儀、一般葬と呼ばれることの多いこの形式の葬儀を行う際にはその弔問客の人数に対応可能な規模の会場が必要となります。平均的な一般葬の人数について地域差はありますが、通常60人ほどです。自宅で葬儀を執り行うとなるとこれだけの人数に対応するのは通常の住宅では難しく、また入れ替わり立ち代わりの形式で焼香を済ませていくとしても周辺の住民に影響が出てしまいます。
以前の葬儀の形式では周辺の住民は死者が出た家の葬儀を手伝う、というのが一般的であったため、このように多くの人が焼香に訪れても問題はありませんでした。しかし現在では葬儀を地域で執り行うことは少なくなっているため、自宅で一般葬を執り行うということはあまり現実的ではなくなっているのです。

指定された親族や友人などで行う家族葬

一方で、一般的な弔問客の参列を募らない形式の葬儀、家族葬の場合にも自宅で執り行うには問題が発生します。家族葬の場合、できるだけ周囲の人に知られずに葬儀を執り行いたいという希望もあるでしょう。自宅で葬儀を行った場合、業者の出入りや親戚の集合などから周辺の住民に葬儀があったことを知られてしまうことになります。また、集合住宅の場合、同じ建物の中で葬儀を執り行うことを快く思わない住民も少なからずいるでしょう。そうした事情から家族葬であっても自宅で行わないという人も多くいるのです。

どちらの葬儀の形式の場合にも公営斎場の利用は可能

現在、多くの自治体ではその自治体が運営する公営斎場があります。公営斎場の中には葬儀式場が併設されているものも多くあり、その自治体内の住民が亡くなった際にはそうした公的な葬儀式場を利用することができます。現在の多くの葬儀が葬儀式場で行われてはいますが、その式場の利用料金に関して明記している業者は多くありません。しかし公営斎場を利用する場合には公的な利用料金が定められているため、利用料金に関して安心して利用することができます。
越谷市、吉川市、松伏町の場合、利用できる公営斎場として越谷市斎場があります。越谷市斎場はどの式場も定員80人となっており、一般的な家族葬や小規模な一般葬を執り行うのに十分な規模となっています。またより大きな規模の葬儀の場合にも二室の間にある敷居を取り払うことによって、160人規模での葬儀に対応可能です。同地域で葬儀を行う際には越谷市斎場を利用してみてはいかがでしょうか。