祭壇と葬儀の費用 上手に葬儀費用を抑えるには

そもそも葬儀費の大きな部分を占める祭壇とは

葬儀における祭壇とは通夜や葬儀式、告別式などで利用される装飾された壇のことです。
葬儀そのものの役割だけを考えるのであれば必要のないものかもしれませんが、現在では葬儀式で宗教者が儀式を行うために、参列者が祈りを捧げる対象として祭壇が必要不可欠な装置になっています。

仏教式で使う白木祭壇とは

葬儀は仏教式のものだけではありません。神道式やキリスト教式のものもあります。また細分化するのであれば同じ仏教式のものであってもその様式は異なります。
もともとの仏教式の祭壇は上部が宮型になっているお寺のような形をしているものでした。このような祭壇は白木祭壇と呼ばれます。
現在では主に葬儀を行うための表現装置として使われている意味合いが大きいでしょう。葬儀を執り行うにあたってその葬儀を彩るという意味で使われています。

無宗教形式で行う祭壇も

現在では仏教式であっても、宮型の祭壇を使わないこともあります。葬儀は仏教式であるものの、祭壇は無宗教ということもあるでしょう。無宗教式の祭壇の中には花祭壇と呼ばれるものがあります。
花祭壇はその呼び名の通り花を利用して作られた祭壇です。色とりどりの花を利用して様々なデザインの祭壇が作られています。
生花と造花が使われているものがあり、生花のものは造花と比較すると比較的高い費用がかかります。
祭壇の費用というのは葬儀を行ううえで必要な費用のうち大きな部分を占めるものです。そのため、従来の仏教式の祭壇である白木の祭壇を用いるのか、それとも花祭壇を用いるのかによって大きく葬儀全体の費用が変わることになります。

公営斎場にも常設の祭壇があることも

現在ではそうした費用を抑えて葬儀を行えるよう、最初から祭壇が設置されている葬儀式場もあります。自治体が提供する公営斎場の中には常設の祭壇があるため、そうした祭壇の設置費用がかからないというところも多くあります。越谷市にある越谷市斎場もそのひとつです。
越谷市斎場は火葬施設と葬儀式場の併設された施設です。火葬施設はどなたでも利用可能で、葬儀式場は越谷市、吉川市、松伏町の住人であれば利用可能です。葬儀式場の利用料金は150,000円ですが、その費用の中には祭壇の利用料金なども含まれています。
大きな自治体にはその自治体の運営する斎場があります。基本的にその施設には火葬施設があり、中には葬儀式場が併設されているものもあります。そうした葬儀式場は公的な利用料金となっているため、安心して利用できるような価格帯になっています。
急な葬儀などでじっくりと葬儀式場の検討をする時間がないときなどは公営斎場の利用を検討してみてはいかがでしょうか。