葬儀における主要要素である祭壇

葬儀における費用の大部分を占める祭壇

日本の葬儀の特徴のひとつとして、祭壇というものがあります。日本の葬儀において、重要な位置づけにあるもので、従来の葬儀の費用の中では大きな位置を占めていました。
高度経済成長期には、より大きく立派な祭壇をと葬儀の立派さを表すのに祭壇と参列者の数が重視されていました。現在で葬儀を行うためのひとつの装置という位置づけに変わってきています。
しかし、祭壇の費用というのは今でも変わらず葬儀の費用の中で大きな部分を占めているものでもあります。

日本の祭壇に対して北米では

北米では、日本における祭壇と同じような立ち位置のものとして「キャスケット」があります。キャスケットというのは一言でいうのであれば、土葬を行う際の棺です。祭壇とキャスケットの共通点として、葬儀を行う際に正面に置くものであり、参列者の多くが注目すべきものであるということがあります。そのため、葬儀を行う際の雰囲気を左右するものでもあり、葬儀費用を大きく左右するものでもあります。

近年の祭壇やキャスケットに対する考え方の変化

しかし、現在では日米共に葬儀に関する考え方が変化してきています。原因のひとつとして家族葬が増えてきていることがあります。
祭壇は葬儀の雰囲気を作るものですが、同様にその故人を表現するものでもあります。多くの方が参列する葬儀の場合、大規模な祭壇が必要になりますが、家族葬などの小規模な葬儀の場合はそこまで大きな祭壇を必要としないのです。
また形式も白木祭壇から生花祭壇に変わりつつあります。宗教的な意味を模した祭壇よりも、花という万人に分かりやすいものを故人に対して送ることによって葬儀らしさを表現しようという考えが強くなってきているのでしょう。全体として葬儀の規模は縮小傾向になりつつあります。
北米の場合も同様にキャスケットに対する考え方が変わってきています。少しずつ火葬の割合が多くなってきたことから、棺は故人と共に埋葬する故人を守るものという意味合いから火葬を行うまでのひとつの装置と考えるようになってきているのです。世界的に見ても葬儀そのものの値段が高騰しつつあるなか、少しずつ華美さではなく、サービスそのものが葬儀に求められるようになってきています。

公営斎場に祭壇画常設で設置されていることも

近年建てられた公営斎場の中には祭壇が常設されているところも多くあります。越谷市斎場もそのひとつでしょう。越谷市斎場は越谷市以外にも吉川市、松伏町に対応している広域公営斎場です。同二市一町の住民であれば住民価格で利用することができます。
越谷市斎場の式場利用料金には常設の祭壇の利用料も含まれています。越谷市、吉川市、松伏町で葬儀をお考えの際は越谷市斎場の利用を検討してみてはいかがでしょうか。